自×掲示板で。。。

2000年10月30日
彼との電話でけんかのようなことをした。

同じ電話の中で、彼は私に「今の状態はおまえに不利だから待っている。」
と言った。
そして、「どちらかを選べた時には、その人と結婚するつもり。」と。

目的は違う意味だったから、なんのインパクトもない言葉のはずだった。

なのに、電話を切った後、「死にたい」ということしか考えられなくなった。


初めて自×掲示板というところに言ってみた。
どんな方法が一番いいのか、書き込みをしてみた。
すごい世界で、半分頭のおかしな人ばかりの書き込み。
私の書込みに対しても、とんでもない返事も返ってきた。

中にひとりだけ、親切に「方法を教えてあげるからメールを下さい。」と書いてきた人がいた。
そんな掲示板にメールアドレスを公開してくれて。
その人に教えてくださいというメールを書いて送ったら、

「実は、あなたの書き込みは本当に危ないと感じてメールアドレスを聞くために、あんなことを書いた。
死にたい気持ちなら聞いてあげるから、もう少し考えてください。」

というメールが送られてきた。
何故かそのメールを読みながらめちゃくちゃ泣いた。

何故だったんだろう。

彼にもう少しちゃんと話さなければならないかもしれない。
私の今の状況を。
何のためにかはわからない。だけど、必要な気がする。

電話で。。。

2000年10月28日
最近、電話でHをすることが多い…

彼曰く、私はとんでもなく感じやすいたちらしい。

これまでの彼氏にはそんなことを言われたことがないから、
恐らく彼の選ぶタイプの女性が、感じにくい人ばかりなんだろうけど。

彼は結局とっても私の体が気に入ってる。
別れなかった理由もこれなんだろうし、こじれた理由もこれ。

それでも、もうひとりの彼女との距離の方が近い今は、私にとって電話でのHは貴重な時間。
その時間しか本当に自分を愛されてると思えない。

私はいつからこんなに堕ちたのだろう。

今日、地下鉄で中絶の後の後悔に苦しむ女性のホットラインのCMがあった。
やっぱり私だけじゃないんだ。

少しほっとした。
ここのところの夢見はすごい。

おとついが彼ともう1人の彼女に置き去りにされる夢。
昨日が飛び降り自殺する夢。

おいおい ゞ( ̄∇ ̄;)

こんなんじゃ朝からブルーにもなりますって。

彼は私が死にたいというと、
「俺はどうすればいいんだろうねぇ。」
と(>_<)ながらに聞いてくる。

じゃぁ、私はどうしたらいいの?
と思う気持ちを抑えて、黙って聴いている。

私は始めから、二度目の中絶は別れるなら
死んじゃうくらいに自分は弱いと言っていたはず。
それを何も私の傷を直そうとせずに、ただここまで
私を信じさせて引きずってきたのは彼。
手遅れ過ぎて、私さえどうしていいかわからない。

彼が決められないなら
死ぬ覚悟はもうでできた。
だから、今は達観していて彼が戻るなら幸せになればいいし、
彼が選ばないなら死なせてもらおうと簡単に考えてる。

なんとなく、二度目に妊娠したときみたい。
あの時も、中絶するなら死ぬか結婚するかどちらかと達観してた。
騙されるとは夢にも思わなかったけど。

こんな風に考える私は冷たいのだろうか。
私という人間はとっても冷たい人間なきもする。

だけど、結果がどうして変わらないのに、じたばたするんだろう。
私が死ぬことに耐えられないなら、始めから逃げたり、ごまかしたりしなきゃいいのに。
その選択が自分の意志にそぐわないとしても、その責任がとりきれないなら、
多少の我慢はしながら進まなきゃいけないのが大人では?
それが出来なきゃ自分を辞めるだけ。
私はまさか彼が裏切るとは思っていなかったから、自分に対して責任がとりきれなくなった。
だから、自殺しようと思っているだけなんだ。

もしも人間がただ生きなきゃいけないなら、明治維新は起こってないし、
友達を裏切らないために拷問にかかって死んだ人の魂は嘘になる。
自分の物理的な命を捨てても、まもりたい自分のもっと大切な精神があるはず。
私はそれを守りたい。

こんな気持ちは誰にも判ってもらえないのかなぁ。
私はあの時、堕ろした子供に約束した、「絶対今度は産んで幸せにしてあげる。無駄に殺したりしない。」
そんな約束を守れないなら、あの行為が手術がただ、私の傷になるなら、私はこの先絶えられない。

なんで、こんなことを判ってもらえないのだろう。
私が間違ってるの?

世の中に二度も中絶した女性がどんなにいるかわからないけど、
間違いなく子供を産まなかった私が悪いんだけど、
誰かわかってくれないかな。
先週の日曜日は、彼が日本にいる彼女とのデートの日だった。

朝早くはないといいながら、前日1時帰りの彼が、午前11時には家を出ていたことがショックだった。
今日は少しは長く話せると期待していただけに、ショックが大きくて朝までいろいろなことを考えてしまった。

授業もそのせいで上の空。なにも覚えてない。

また頭を駆け巡る、彼女を好きになった時に、私のことを考えてくれなかったのかという疑問。

次の日の朝、我慢できずに聞いてみた。
彼の答えは、
「彼女を好きになってとまとと別れようと思ったことはないけれど、とまとと別れようかと思っていた時に、彼女に出会った。」
だった。
「おかしなことだけど、あの時彼女と出会って逃げ場がなければ、とまとと別れていた。」
???
ちょっと難しい。
「気が付いたら、もうどうにも戻れない状況になっていた。」

私と考えていたのとはちょっと違うのかもしれない。
けれど、私が昔三角関係になった時と全く同じ。
あの時の私はいったん、前の彼と別れた。けれど、前の彼といっぱい話してもどって、二股になってしまった。
そして最終的には、前の彼に戻った。
少し判る。

だけど、私達の場合には妊娠とか結婚とかやたら面倒くさい過去がある、
それを同じ恋愛のこととは片付けられない。
やっぱり。

そして、どうしていいか本当にわからない、と私に暗い声でつぶやく彼。
「私にそんなことを言ってどうするの?」と思う。

でも、もうこれ以上がんばるつもりだけは、本当におきない。
こんな私は冷たすぎるのだろうか?
新しい彼女との幸せの為に、自分が辛い人生を送るほど強くない。
今回だけは、自殺することを彼から引き下げないでいると思う。
というか、自分で本当にそうするつもり。

その電話のあとから、本当にそう思った。
来年の4月にかたがついてなければ、自分で誰にも何もいわずに逝こう。
当然彼にもなにも告げないで。
そんな覚悟ができた。

今はとっても調子がいい。
それまでなら頑張れるだろう。きっと。
それならば、それまでの間はいい子でいよう。
もう彼に予告したりしないで、死ねるんだから。
予告するのはなにげに辛い。自分の意志がそがれてしまうから。
彼にも告げない覚悟が出来たから、それまでは全ての人を騙して生きよう。


自分で知っているこれは、自分だけが知っていること。
私は多分、この一連の事件でうつ病になっている。
うつ病の患者の自殺願望や、自殺行動は有名なこと。
私は自分がうつ病状態であることを知って放置してる。
彼は自分に余裕がなさすぎて気付いてない。そして、うつ病の患者は本当に自殺してしまうことにも気付いてない。
全ては私が死んだらわかることなのかなぁ。

いまは鬱状態でないので、とっても気分がいい。
とりあえず勉強頑張ろう。


たとえば

2000年10月23日
彼が参っている。

本当に私と彼女を選べないらしい。
「好きかどうか」だけでは選べない二人の女の精神状況。

私は本当に死ねるならそれでもいいと思ってる。

神様もゆるしてくれるよね。

もう、いいことを考える方法がわからなくなっちゃった。

やっぱり子供を中絶した罰なのかなぁ。
おじいちゃん、本当にごめんね。

立ち直ったか?

2000年10月21日
今日よくよく考えてみた。

私が彼にどうして、彼女のことを好きになったかを聞くことは、
彼が私にどうして昔の彼のことを今でも大切に思うかと聞かれるのと同じ事。

本音で答えなければならないなら、私は
「彼とは同じ卵で産まれた気がする。私達はDNAで出会うことを必要とされていた一組の男女だった。」というのだろうか。
そして、そんなことを彼が聞いたらどんな風に思うんだろうか。

私に人生最大の影響を与えた、一番初めの彼氏とは今でも連絡を取り合う仲。
何故切れないかというと、「互いにきることができないから」というしかない。
彼氏や友達を超えた存在。恋愛関係は終わったけれど、それを超えた最大の理解者。

私はそんなことを彼に伝えたくはないし、そんなような言葉を彼の口から聞きたくない。
彼女を選んだ理由は、私にはないなにかに決まっていて、それが説明のつかない理由の確率は高い。

その気持ちをもっている人にしかわからない何か。

どうせ判らないなら聞くのをやめよう。私がいまでもMやkを思い出すのと、それは異なっているけど似てる。
どうしてと考えるのは、私にも判らないことだし。

いつか彼が戻ってきたら聞くのかもしれない。
それまでは必要がないはずだから、やめておこう。



聴いて見たい事

2000年10月20日
彼がどうして彼女を好きになったのか
聞いてみたいと思う

でも何のため?

また諦めるために自分が使うのか、
安心するために使うのか

今の自分では自分でも判らない。

こんな時は、聞いたほうがいいのか
聞かないほうがいいのか。
それさえもわからない。

彼に聞いても仕方がないし。

多分、落ち込んではいるのかもしれない。
あー。

彼がくる

2000年10月19日
最近は調子がいい。

彼のことを考えても、もう一人の彼女のことを考えても、ネガティブになりきらなくなった。

やっぱり彼が来るからかなぁ。
2ヶ月半ぶりに会える。
5ヶ月ずっと会えずにいるのかと思っていたからすっごく嬉しい。

ダイエットしつづけないと。

痩せて綺麗になってみせよう。今の私。
今から5年以上も前、私も二人の人を愛してしまったことがあった。
本命というか本当の彼氏が超遠距離だった時。
近くにいた二人目の彼氏は、なにもかも知っていて、そして彼にも本命の彼女がいた。
それでも二人とも遊びと割り切れずに、揺れ動く気持ちのままで過ごした約1年があった。
ただ、二人で距離をとりながら、本命から動く時は一緒に動こうと、それが無言のうちのルールだった。

結局は、本命が日本に戻る時、私が終わりを決めたけど。


今の私の彼は、二人の女性を愛して1年半になる。
私との付き合いは4年半だから、3年目に新しい彼女ができた計算。

彼女とつきあいはじめる時はどんな気持ちだったんだろう。
私といるのが楽しくなかったのだろうか。
彼ははっきりと、彼の辛い立場を伝える時に、「彼女に会いたいと思って約束を重ねた」と私に告げた。
仕事を早く切り上げて、彼女に会いに行く時の彼のときめきってどんなものだったんだろう。
どんな気持ちで初めて彼女にキスをしたんだろう、どんな気持ちで初めて彼女を抱いたんだろう。

心が痛い。
これを思うとき、自分の存在を全否定したくなる。
自分の存在を消してしまいたいと本当に思う。

どうやって二人の人を一度に愛するんだろう。

自分の過程をもう忘れてしまった。
だけど、出会った時のことは強烈に今でも覚えてる。
二人目との彼とは、出会って3時間で恋に落ちた。怖いぐらいに重なった二人の環境、趣味、思考。
初めて会話を交わした授業の後、知り合いが他にいないからと、二人で食べることにしたお昼ご飯。
5月のさわやかな日の、キャンパスの木陰。
混雑する学食を避けての、屋外での軽いパンだけの食事が4時間に及んだ。
私がアメリカの彼に電話を掛ける約束を守るため、初めての会話は終わった。
だけど大学を一緒に歩いて出る私の背中は怖がっていた。止められない予感が怖かった。

そして次の日、彼も私も他に友達がいない午前中の授業で、また偶然二人は出会ってしまった。
もう誰にも止められなかった。

でも私は知っていた。
見知らぬ彼に初めて「先週のノートを貸していただけますか?」と丁寧すぎる口調で聞いた時に、
「おう。いいよ。」と横柄に答えた彼の声に、雷がおちたような衝撃を受けていたことを。
だから、止められなかった自分がちゃんと見えていた。

でも、けじめだけは本命が帰ってくる前に、どちらにするかだけは決めようと思っていた。
女だから、一度に二人の男性に抱かれることはできなかった。


私の彼は「始めは遊びのつもりだった。」と私にいう。
気が付いたら、「本気で好きになっていた」と。
そして「彼女の病気からくる精神的な問題に触れて、彼女から離れることができなくなった」と。

二股目の彼女に、遊びのつもりで、本気にはまっていく気持ちがわからない。
どうしてブレーキをかけなかったのか。
30歳間近の、周囲に切れ者と言われる貴方がどうして、そんなことが判らなかったのか。
それは私の疑惑になっていく。

二人目の人を好きになっていく過程には、何度か後戻りできるチャンスがある。
人はそのチャンスに目をつぶって、新しい恋に飛び込んでしまう。

でも、「死にたい」と漏らしていた私の為にどうしてそこを戻れなかったの?

自分が二人の人を愛していた時の気持ちを忘れてしまったから、
私はいつでも「けじめをちゃんとつけよう」と思っていたから、
彼の気持ちが判らない。
彼が苦しむ気持ちを吐き出した時にしか、本当に愛してもらっていると信じられない。
「彼の本気」を見るならば、ここまで追い詰められた私は死んでしまいたいと思う。

どうやって二人を一度に本気で愛するの?
今の私にはわからない。
彼を泣かせてしまったのかもしれない。

私はすっかり彼と彼女が上手く行っているものと思って
私1人、全ての暗闇の中におかれるのが嫌なだけだった。
彼が彼女と幸せになるのは、構わない。
だけど、私は一人になりたくなかった。こんな思いを全てかかえて一人になるなら、
自分の記憶を全部消してしまいたかった。

「死にたい」と彼に言った時、
彼は「どうしてそんなことを俺にいうの?」と聞いた。
当たり前だ。
選ばなくてもいいから、死なせてなんて無茶苦茶だ。
でもそれしか出来ない。それしか今が生きられない。

彼は泣いていたかもしれない。
そんなことが出来るはずもない。
だけれど、彼のそばにいるもう1人の彼女も、私と同じような状況。
私の言葉を聞いたからといって、今選べる状況じゃないといって、声を落とした。

私は本当に彼に選んで欲しくて「死にたい」の言葉を言った訳じゃないことを
そのとき実感できた。
彼が選ばなかったけれど、「死なせてあげることも考えてあげる。」
と言ったときほっとした。心からホッとした。
そして、私は本気だったことが自分でその時わかった。

彼は「俺はどうしたらいいんだろう。」とつぶやいた。
本当なら「私が立ち直ってあげる。」と言ってあげたかった。
けれど、そんなことを言っても多分私は最後の瞬間に電話をかけたりするんだろう。
それを意図したことでなくても、彼はもっと無茶苦茶になる。

どちらにしても、私1人で全ての傷をかかえて、誰かを恋したりするのは無理なことが
自分で判りきってしまっているのが辛い。
誰かを恋するのではなく、生きるため誰か側にいればいいということになる。
決してその人を愛してるわけでなく、せめて結婚しているというステイタスで
周囲から傷に塩を塗られないようにするだけ。
その人を愛さない。
そんな人から産まれた子供はどう育つのだろう。
そして私はそんな生き方から、傷を治すことができるのだろうか。
多分できない。
親の離婚の時もそうだったけれど、私は本来的に不幸を人のせいにするから、
今度の傷は多分自分がちゃんといきない言い訳にするだけになる。
自分に一生嘘をついて生きていくよりは、大切な今の自分を守ってあげたい。
そんな侍のような生き方しかできない。

私には本当のことを言うことしか今はできない。


彼はとにかく日本に帰ってこいと言った。
残り少ない留学生生活、がんばっておいでと言った。

神様、私達の遭難船は一体どこにいくのでしょうか。

いきなり運命の電話

2000年10月15日
Kに電話をします。

Kが私が帰国してから二人をちゃんと比べて決断することが、彼の最大限の努力と言った日から
私はずっと彼が彼女を選んだ時のことを考えてきました。

ひとりになるのか。。。
ひとりで耐えられるのか。

出した結論は、

「彼が彼女を選んだら生きない。」ということ。

こんなことはKに伝えるべきの言葉ではありません。
私もそれを判っていました。
だけど、決断の日、その夜が私にとっても生きない勇気の出る日。
Kに協力してもらわないと、その夜に果たすことは難しい。

そしてKに背中を押してもらえるなら、生きないことを正しくないことと思っている私はとても楽。。。
Kを脅したい気持ちがどこかにあるのか、それは私でも判らない。
ただ、本当にKが彼女を選ぶなら、一人だけで苦しむことだけは嫌。

多分私は今、半分くらいは頭がおかしくなってるのかもしれません。
自分で実はそれを判っていて、直す気にならないだけ。

Kと話すことでしか多分この状況は解決できない。

Kに電話をします。

事件発生の11月から8ヵ月後の7月、Kはカナダに旅立っていきました。
最後まで結婚の言葉をもどしてくれなかったK。

その間、とまとは二度の自殺未遂。

とまとは結局、距離は何もよくしないと、会社を休職してカナダに留学することに決めました。

Kを追いかけてこの1月から。
カナダに到着しての3ヶ月は、夢のような幸せな日々。
Kと半同棲のような生活。

しかし結婚の話になるとKは、「何故、結婚なの?」と、冷たくいいはなつだけ。
その言葉にきれたとまとがとうとう別れの宣言。
Kから出た言葉は。
「去年の2月からつきあっているもう1人の彼女がいる。彼女の精神状態も悪くて、とまとを選べない」

人生で最も楽しいことがあるとすれば、この言葉は人生でこんな悲しい言葉はなかった。。。

しかし、ここはカナダ。
自殺をするにも、英語の話せない家族が右往左往するのは、さすがにちょっとできない。。。

そしてKはこの12月私が帰国したら男らしく決断するという言葉を残して、
社命により私より早く日本に帰国することになりました。

三角関係を知って一人カナダにいる私。
でも、「決断」の言葉の前に、Kに対して無茶ができない私。
来年の今ごろ、私は生きているのか、Kの彼女として幸せな人生を過ごしているのか。
それは誰にもわかりません。

誰にもいえなかった心の扉をここで開きます。


Kと付き合い始めて数ヶ月。
お互いに、自分の想像以上に相手にはまっていくことにびっくりしながら、
恋愛をただ、楽しんでいました。

そして付き合い始めて2年目のこと。
Kはカナダに留学することが決まり、とまとはKに連れて行って欲しいと伝えました。
しかし、Kは結婚に向かない男。とまとを連れて行くことに「うん」とは言いませんでした。
二人の間に涼しい風が始めて吹き始めました。
Kはとまとの自立心のなさが不安だったのです。

ところが、Kが出発する10ヶ月前になり大事件。
とまとは妊娠してしまったのです。
実は二度目の妊娠。
もう二度と中絶なんかしたくありませんでした。
しかし、カナダに子供は連れて行けないというK。
とまとは、二年も離れ離れになったらKに父親としての自覚をもってもらえないことが
どうしても不安で、離婚した父親と像が重なって泣く泣く中絶を選択しました。
しかし、この傷を二人で癒そうと結婚の約束だけはすることにしました。

手術の後、Kは結婚の言葉を翻しました。
理由は家族。
彼がもっとも大切にする家族が私達の結婚に大反対。
私はその言葉でぼろぼろになり、Kはそんな私を見て、いたたまれなくなり
二人の間に埋めることのない溝が広がっていきました。

さらにつづく。
とまとは、超一流と呼ばれる大学を卒業し、一流という企業に就職してしまった
一般的には優等生といわれる部類の女の子です。

でもとまとはとっても寂しがり屋でした。
原因は家族。
小学校の時に両親が離婚し、お嬢様育ちの母親のもとで、何故か父親がわりになって妹と母親を支えてきました。
それが理由となって、とまとはとぉっっても幸せな結婚願望の強い女の子に育ちあがりました。

そして、可愛い妹とくらべ、超普通のみかけにはいる外見がめっちゃコンプレックス。
愛されることだけを渇望したまま、なぜかあれよあれよという間に、立派なキャリアウーマン。

明るいだけが取り柄といわれるほど、誰からも好かれる女の子として24年間を生きていました。

そして出会ったのが、K。
大学院の仲間で、密かに恋心を抱いていたKから「好きだ」と言われた時、
思わず4年半をつきあってきた遠距離の彼氏と別れてしまったのでした。
でもKは、超クールで、彼氏としては向かないタイプ。
私は「笑っていいとも」が始まった時のように、つなぎ番組のような気持ちで付き合い始めたのでした。

これまでのことは次回に続く。

(それにしても何故おはなし口調なのでしょう)

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