一本の電話

2000年11月23日
電話を発明した人はなんて偉大なんだろう。

二日間電話をしないと約束した、二日目の朝。
気分は最悪、受話器を手にとっても電話しないと決めた以上、かけられない。
というより、掛けない自分がいなければ、この先が不安だったのだ。
そんなところに彼から電話があった。
全ての不安が一気にふっとんだ。

このところ変な安定の仕方と言うか、変な不安定の仕方をしている。
ある意味、一番悪い状態を考えきってしまって、覚悟がついたから、落ち込みようがなくて、開き直った状態。
なのに、少しずつ、少しずつ、頭をよぎる、不安や疑惑。
帰ってこない夜、メールの無い夜、彼女と出掛けているのではないかと、考え始めるとやっぱり駄目だ。
電話を掛けていないことを確かめて、自分を傷つける。
覚悟を決めた以上、これ以上やることもないのに。

昨日は久々に自×掲示板に行って、方法についていろいろ調べてしまった。
また、そんなことやってる。。。
でも何故か、気分は妙に明るくて、楽に×ねる方法をみつけて、喜んでみたり。
明るく×ぬことを考え始めてしまった。
なんなんだろう、この心理は。
自分でもさっぱり判らない。
そんなに今の現実から逃れられることを望んでいるんだろうか、そうだとしたら本当に×んじゃうね。私。

そんな朝だった。
携帯に電話して、いないことを確かめる。話中。
彼女とだ。。。
最後に受話器をもって置いたとき、電話が掛かってきた。
「×××?」彼の声。

彼の話はあまりにも厳しい職場の環境。
休日の明日も、土曜日も出勤。そして日曜日から出張。
忙しすぎて彼女のことを考えてる暇なんてない。
そして、会ってる暇も無い。
本当はそれが一番嬉しかった。
そして、私が今うだうだ言っちゃいけないことをもう一度思った。

彼を信じよう。そして、信じられなかったらあきらめよう。ただ、それだけなのだ。
誰がなんといっても。
それが悪いことであったとしても。
周囲に迷惑をかけるとしても。。。それしかできない。
今のうちに出来るだけの善いことをしておこう。意味が無いけど、良心が痛すぎるから。



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